「富田林市立多文化共生・人権プラザ」は、多様な世代が自然に集い共に学び合える、SDGsを具現化した交流・学習拠点である。トイレも、多様な利用者が安心して使用できる環境を目指し、設計初期から、性的マイノリティ当事者やその支援者(ALLY)が参画して計画を推進。施設の基本理念である多様性尊重を体現している。

建築概要

所在地 大阪府富田林市若松町1-7-1
施主 富田林市
設計 株式会社 内藤設計
施工 美馬建設株式会社
敷地面積 522.26㎡
建築面積 357.95㎡
延床面積 993.22㎡
階数 地上3階
構造 鉄筋コンクリート造
竣工年月 2024年1月

特長

建物の特徴

「富田林市立多文化共生・人権プラザ(愛称:TONPAL)」は、前施設が老朽化したことから建替え。2024(令和6)年4月に大阪府富田林市にオープンした、"人権教育啓発""男女共同参画""多文化共生"を進める市民の交流と学習の拠点である。建物は多様な利用者が使用しやすい空間を目指し、会議室や調理室、多言語対応の相談窓口などを配置。日本語教室や子ども食堂を通じて地域住民が交流し、理解を深める機能がまとめられている。さらに同市は、技能実習生や留学生を中心にベトナム人の住民が急増しており、ベトナム語を含む多言語案内やピクトグラムなど、SDGsの「誰一人取り残さない」の考え方を随所に採用。市民一人ひとりの人権が尊重され、幅広い世代が集まれる開放的な場となっている。

トイレの特長

多様な利用者が安心して使用できるトイレを目指し、設計初期から、性的マイノリティ当事者やその支援者(ALLY)が参画して計画。多様な利用者に対応するため、男女別トイレ、バリアフリートイレに加えて、個室完結型の「みんなのトイレ」を設けている。利用者がどのトイレに入ったか周囲から見えない動線とすることで、心理的負担を軽減している。また、"必要な機能を必要とする人が使える"という考え方のもと、みんなのトイレには着替えもできるようフィッティングボードを、男性トイレには汚物入れなどを設置し、当事者のリアルな声を反映。対話を通じて、さまざまな選択肢がある環境を整備することで、施設の基本理念である多様性尊重を体現している。

採用商品

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