愛知県南知多町内海海水浴場の「内海観光センター」は、公衆トイレと管理室を備えた公共施設。この場所ならではの風景体験をより引き出すことを目的に建替えられた。トイレは、冬の強い西風による砂の吹込みや塩害といった厳しい設置環境を踏まえながら、さまざまな利用者配慮も充実させている。

建築概要

所在地 愛知県南知多町大字内海字浜岡部地先
施主 南知多町
設計 株式会社ihrmk 一級建築士事務所
施工 角建工有限会社
敷地面積 1,200.0㎡
建築面積 114.0㎡
延床面積 183.4㎡
階数 地上2階
構造 鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
竣工年月 2026年3月

特長

建物の特徴

「内海観光センター」は、夏季に海水浴客で賑わう愛知県南知多町内海海水浴場に立地する、公衆トイレと管理室を備えた公共施設。既存の観光センターを建替え、この場所ならではの風景体験をより強く引き出すことを目的に計画された。大きな特徴は、道路側からブリッジを介して直接アクセスできる展望デッキ。砂浜や夕日を眺めて、なごみ、談笑する場であり、イベント時には観覧席としても機能する、まちのプラットフォームとなっている。デッキ下部に公衆トイレと管理室を配置し、その周囲を半外部空間となる「砂の回廊」が取り囲む印象的な外観。床はあえて完成された仕上げとせず、周囲の砂がそのまま入り込むようにし、建築を砂浜から切り離すのではなく自然の延長として感じられるように意図されている。

トイレの特長

トイレは、世界で最も砂の粒が小さい砂浜といわれる千鳥ヶ浜(内海海水浴場)特有の厳しい設置環境を考慮。冬の強い西風による砂の吹込みや塩害を踏まえ、西風の影響が比較的少ない東側にトイレ出入口や手洗場を配置。さらに、可能な限り閉じた空間とするため、開口は出入口のみとし、明るさを照明によって確保している。人気のある海水浴場でもあり、夏季は海水浴客が利用されるため、器具は公衆トイレとしての使いやすさに加え、維持管理のしやすさも重視して選定し、必要な機能を過不足なく整備。またお子様連れにも配慮し、男女別トイレにはベビーチェアやベビーシート、バリアフリートイレにはオストメイトに配慮して汚物流しを設置するなど、さまざまな利用者に配慮したトイレが完成した。

採用商品

掲載事例の画像や本文の無断転用はご遠慮ください。事例の内容は掲載時点での情報です。

事例(トイレ・洗面・浴室)一覧

Share
  • Facebookでシェアする

CLOSE